視点7「広告宣伝費」:広告宣伝費が高いから、という嘘を見破る

広告宣伝

「ハウスメーカーと工務店、どっちがいいの?価格差の真実を紐解きます」の視点7を詳しく解説します。

住宅会社は、あなたに自分たちの存在を知っていただくために、さまざまな広告宣伝活動を行います。そのことにより、私たちはさまざまな情報を手にするわけですが、その一方で、次のような解釈を行う人が少なくありません。

「ハウスメーカーはCMなどによって広告宣伝費が高いので、その分、価格に乗せられている」

「その点、工務店は安くなる」

ネット上でも、そのように解説している記事が多いようですが、これは大きな誤解。この間違った認識を改めていただくために、広告宣伝費の仕組みを紐解きたいと思います。

ハウスメーカーも工務店も、何らかの広告宣伝は行います。工務店であっても新聞折り込みチラシを撒きますし、時にはキャンペーンを打ったりもします。ここで考えて欲しいのが、“売上に対する広告宣伝費”です。

では、ハウスメーカーと工務店の、それぞれの「広告宣伝費」を確認してみましょう。

ハウスメーカーVS工務店

■ハウスメーカーの年間施工棟数は「1万棟」前後。
1棟当たり、10万円の宣伝広告費を計上した場合 → 1万棟×10万円=10億円

■工務店の年間施工棟数は「10棟」前後
1棟当たり、10万円の宣伝広告費を計上した場合 → 10棟×10万円=100万円

この費用がCMや展示場、カタログ、チラシなどに投下されるわけです。ハウスメーカーがCMを打てるのは、このようなスケールメリットがあるからであり、高い費用を価格に上乗せしているわけではないのです。

さらにもうひとつ、スケールメリットという点で理解しておきたいことがあります。それは“利益の差”です。仮に1棟2000万円として利益率が20%とした場合、400万円になります。年間10棟の工務店なら4000万円年間1万棟のハウスメーカーなら400億円です。

工務店の場合、年間4000万円の利益から思い切って2000万円を広告宣伝費に回すことは可能でしょうが、経営を考えたらそんな無防なことは出来ないし、しないでしょう。でも、ハウスメーカーなら、年間利益の中から数十億円単位で広告宣伝費に回したとしても、経営を左右することはないはずです。

選び方のポイント

広告宣伝費の真実から導き出せるのは、

  • ハウスメーカーと工務店の価格差は、広告宣伝費によって生まれるものではない
  • 「CMをやっているから高い」はライバル会社の常套句。惑わされないこと

ということです。

価格差の真実

広告宣伝費の差が価格に転嫁されているというのは大きな間違い。どちらも1棟当たり、同じ広告費を使っているため、価格差は生まれません

価格への影響度合い

価格への影響度合いはありません。

まとめ

広告宣伝費の仕組みを知ると、それが価格に転嫁されてはいないことが理解できたと思います。価格差が生まれる真実は、それぞれの視点に記していますが、特に差が生まれるのが「視点4:安全性」であることは、ここまで記事を読み進めてくださったあなたには、お分かりのはず。価格の高い、安いには、きちんとした理由があります。その本当の理由を知ること(不確かなうわさや嘘に惑わされないこと)が、最適なパートナー選びには欠かせないことを改めて理解していただけるとうれしいです。