叶うなら、ヨーロッパやアメリカといった素敵な海外の家に暮らしたい。そう考える方も少なくないようです。広々としたリビング。心地よい風が抜けるカバードポーチ。愛車をメンテナンスし、DIYを楽しむインナーガレージ。シャンデリアや大理石が似合う洗練されたデザイン。そして漆喰や無垢材など自然素材をふんだんに使った心地いい空間…。今回は、そんな憧れの海外の家について、その特徴や住まいづくりのポイントなどをお伝えしたいと思います。
目次
海外の家の仕様をしっかりと理解したハウスメーカーを選ぼう
海外の家(輸入住宅)には、北欧住宅やフレンチスタイル、スパニッシュやイタリアン、北米住宅など、実にさまざまなスタイルがあります。輸入住宅とは、「海外から輸入した建築資材・部材を用いて、海外仕様で建設・販売されている住宅」のことですが、明確な規定がある訳ではありません。中には、「海外の家風(輸入住宅風)」といった一部デザインや仕様を欧米のものに似せた住宅も存在しますし、居室内に和室があったとしても、全体コーディネートが欧米住宅の設えに沿っていれば、輸入住宅と言っても差し支えないと思います。しかし、できることなら本物にこだわりたいもの。満足度の高い素敵な住まいを手にするためには、海外のデザインや素材、部材などをしっかりと理解したハウスメーカーを選ぶことが肝要です。
いえたて編集部がこれまで数多くの家づくり経験者にインタビューした中で、輸入住宅ファンの方から「海外の家をそっくりそのまま移築したい」という言葉を伺ったことがあります。確かにそうすることが本当のうえでの“本物”ですが、いくつかの問題点も考えられます。まずは土地の問題。海外の家の広さを実現するには、特に都市部ではなかなか難しいのが現実です。また一つひとつの居室の大きさや、海外の家では必ずと言っていいほど備え付けられている広々とした書斎など、日本の暮らしにおいて必ずしも必須ではないと思われるもの、逆に日本人の暮らしでは必要と思われる設え、アイデア・工夫に欠けているという点も挙げられます。さらに輸入部材はデザイン・機能性に優れたものが多いですが、将来的なメンテナンスを十分に考慮する必要もあるようです。
欧米と日本のよさを巧みに融合させたプラン
このように、輸入住宅の素敵な雰囲気に包まれながらも快適に暮らし続けるためには、海外の家の仕様は守りながら、日本人が暮らしやすいようにアレンジすることが重要になってくるのです。それではここで、人気のフレンチスタイル、北欧住宅を提供するハウスメーカーのプラン・商品を参考に見ていきたいと思います。
女性目線でデザインされたフレンチモダンの家/三井ホーム「Chou Chou」
憧れのフレンチスタイルを採り入れ、毎日の暮らしの中で「こんなのあったらいいな」と思うことをデザインした住まいです。いつもの時間が楽しく、そしてちょっぴり贅沢なものにしてくれるのが「Chou Chou」なのです。
長く愛されるエレガンスな外観
パリに佇む住まいのようなエレガンスなフォルムは、周囲の景色にしっくりと溶け込むとともに、素敵な個性も表現しています。
エレガントで実用的なエントランス
見た目は美しく、洗練された空間に仕上げながら、身だしなみチェックができる洗面化粧台付きのトイレ「パウダーコーナー」、ミニドレッサーや収納棚を設えた「フィッチングルーム」をホールの一角に設けました。
LDKがゆるやかにつながるファミリーコモン
一人で過ごすときも、家族と一緒にいるときも、いつも心地がよいように。そんな思いから庭の景色を取り込む大きな窓を設え、雑誌などをさっと片付けられる「リビングクロゼット」、書斎にもなる「マルチスペース」をレイアウトしています。
ミセスの楽しみを応援するプチ・リュクス
オープンタイプのキッチンの横には、家事の合間に自分の時間が楽しめるスペースを用意しています。
便利な家事動線
サニタリーからバルコニーまでの動線は、主寝室のクロゼットを通路として活用することでスムーズな物干し作業を応援。パウダールームには大容量の収納や室内干し、アイロン台になるカウンターなど、アイデアがいっぱいに散りばめられています。
屋根付きアウトドアリビングのある平屋/スウェーデンハウス「レットナード」
豊かな自然とともに生き、愛する家族と毎日を楽しむ。そんな北欧の人たちの文化を素敵に表現した住まいが「レットナード」。家族の絆を深める、伸びやかな平屋の提案です。
屋根付きアウトドアリビング
全天候型のデッキスペースは、BBQやお茶、ペットと遊ぶことに利用したり、読書、自転車のメンテナンス、DIYスペース、洗濯物を干す場所としてなど、使い方は多岐にわたります。
愛着が増していく本物の北欧デザイン
シンプルながら温かみのある外観フォルムは、月日が経つほどに愛着が増していきます。また、天然木をふんだんに用いた室内は、木の香りに包まれた心地いい暮らしを約束してくれます。
2.7mの天井高。夏も冬も快適
開放的で伸びやかな空間は、天井高2.7m。一般的な住宅が2.4mですから、ゆとりには大きな差があると言えるでしょう。また、スウェーデンハウスの住宅性能は北欧クオリティ。エアコン一台で真夏も真冬も快適そのものです。
間仕切りの少ない大空間
「モノボックス®構造」により、堅牢な住まいを実現。間仕切りの少ない大空間を叶えることが可能です。「レットナード」は、全プランで「耐震等級3」の安心の住まいです。
まとめ
海外の家(輸入住宅)には、日本の住まいにはない独特の雰囲気があります。インテリアや照明、飾るオブジェや絵画など、自分のセンスでさらに住まいを素敵に仕上げていくこともできます。少しでも海外の家に憧れを抱いているのであれば、ぜひ検討してみてください。