家づくりは、土地取得費用と建物工事代金が揃えば手にできると考えている人もいるかも知れません。でも、そんな直接的な金額以外に、“税金”がかかることを知っておきましょう。「えっ!? そんなに税金がかかるの?」「そんなお金は用意していなかった」ということになれば、ぜっかくの夢が途中で諦めることになってしまうかも知れません。
では、具体的にはどんな税金や費用がかかってくるのでしょうか。契約書には、「印紙税」と不動産登記の「登録免許税」というものがかかってきます。印紙税は、建築請負契約書と融資の金銭消費貸借契約書を作成する際に、およそ3万円~5万円が課税されます。
不動産の売買契約が成立すると所有権移転登記をする必要が出てきますし、新築した場合は、保存登記を行う必要があります。また、住宅ローンを利用する場合には、抵当権の設定登記も必要です。この時に登録免許税が3万円~5万円ほどかかります。以下の表や計算式を参考に、家づくり予算の中に税金を組み込んでおいてください。
印紙税・登録免許税
契約書の記載金額に応じて、次のように課税されます。印紙税、登録免許税は、この表を見ると、「そんなに高い金額ではない」と思われる方がほとんどでしょうが、限りある予算を切り詰めながら家づくりをする方にとっては、知っておかないと思わぬ出費となるはずです。登録免許税の計算方式とともに、しっかりと頭に入れておきましょう。