【ウッドデッキ】快適で心地いいウッドデッキをつくる7つの注意点

ウッドデッキ

ウッドデッキとは、“建物の前に張り出して設ける木製床のテラス”のこと。自然を感じることが出来る“家族の第2のリビング”として、とても人気が高いものです。
ウッドデッキがあれば、のんびりとチェアに座って読書がしたいな!」とか、
子どもたちやペットと一緒に遊んだり、夜は星空観察の楽しさを教えたいね!」など、
ウッドデッキのある暮らしを想像するだけで、夢はどんどんと膨らみます。

でも、そんな憧れのウッドデッキにも、メリットもあればデメリットも存在することを、ぜひお忘れなく。せっかく予算をかけたのに判断を間違えれば、「ああしておけばよかった」と後悔したり、「えっ!これじゃあとても使えない!」と嘆くこともおおいにあり得るのです。

「たかがウッドデッキでしょ? そんなに注意・検討すべきことはあるの?」と思う方も少なくないかも知れません。そんな方にこそ、この記事は目を通して欲しいです。これさえ読めば、先ほど触れたような後悔をすることもなくなりますし、より理想的なウッドデッキ(心地いい空間)を手にすることが出来ます。「たかがウッドデッキ」ではないことが、しっかり理解できると思います。

快適で心地よいウッドデッキをつくる7つの注意点。さあここが、憧れの暮らしのスタートラインです。


ウッドデッキのメリットについて知ろう!

まず、ウッドデッキを採用した場合、暮らしにどんなプラスをもたらしてくれるかを示したいと思います。どれも魅力的なものばかりで、ぜひウッドデッキは実現したいと思うことでしょう。

メリット1:リビングルームが広く感じられる

リビングルームの先に広がるようにウッドデッキを設けると、リビングルームが実際以上に広く感じられる視覚効果が生まれます。

ウッドデッキ

メリット2:大きな洗濯物も干せる便利な場所

太陽光をたっぷりと浴びた、心地のいい洗濯物干し場として活躍します。布団などの大きなものを干すのにも便利です。また、テントなどのアウトドアグッズを洗って干す場所としても最適。

メリット3:安全な遊び場として活躍

子どもたちやペットを遊ばせる場所としても、ウッドデッキは最適です。直接、土に触れることがないため、手足をそんなに汚すことなく遊べますし、夏場にはプールを置くのにも適しています。何よりリビングなどの室内からも見渡せるので、子どもたちの様子が見られて安心です。ペットの日向ぼっこやブラッシングをする場所としても活躍します。

メリット4:くつろぎの場として、趣味の場として

チェアを置いて読書に耽ったり、風を感じながらビールを飲んだり。ウッドデッキは、ゆったりと心地よくくつろぐ時間も提供してくれます。また、DIYなどの作業場としても最適。趣味を楽しむ空間として活用できます。

ウッドデッキ

メリット5:おしゃれさ、ゆとりある生活を演出

ウッドデッキのある家は、外観デザインにアクセントを加え、それがおしゃれさを演出する大きなポイントとなってくれます。また、ウッドデッキがあることで道行く人たちにもゆとりを感じさせることができ、憧れの眼差しを得ることもできます。

ウッドデッキ ヘーベルハウス はなまねき


ウッドデッキのデメリットについて、しっかりと理解しておこう!

では、次にデメリットを見ていきましょう。「言われてみればそうだな」と気づくことも少なくないと思います。これを知っている、知っていないで、ウッドデッキの計画に大きな差が生まれてしまいます。

デメリット1:敷地が必要

当たり前のことですが、ウッドデッキを設えるには、それなりの敷地が必要です。ウッドデッキ分だけ庭は削られてしまいますし、室内空間を削ってまでウッドデッキを採用する方もいないと思います。また、小さなウッドデッキは見た目にもおしゃれではなく、かえってみすぼらしくなってしまいます。

デメリット2:メンテナンスが必要

ウッドデッキを設置するためには、初期費用が当然必要になりますが、ランニングコスト(メンテナンス費用)もかかってくることを頭に入れておきましょう。天然の木を用いた場合、風雨にさらされることで経年劣化が起こります。ササクレやひび割れ、反り、変色などが起こり、さらに放っておくとウッドデッキそのものが朽ちてしまい、使い物にならなくなってしまいます。そのため、定期的なメンテナンスが必要となるのです。ササクレはケガの元でもありますから、そんな危険性もデメリットです。

デメリット3:人工木は熱さに注意

天然木ではなく、樹脂などによる人工木ウッドデッキを用いると、腐ったりしませんからメンテナンス費用はかかりません。でも、その人工木ウッドデッキにもデメリットは存在します。まず「木のぬくもり」が感じられないこと。そして真夏などの太陽が照りつけるシーズンでは、高熱になってしまうことです。天然木でも熱くはなりますが、人工木はさらに高温になり、やけどをする恐れも。これでは安心して利用できないばかりか、小さなお子様から目が離せなくなります。 また輻射熱により、ウッドデッキに面した室内温度が上昇する影響も受けやすくなります。小まめに水を撒いたり、日陰をつくる工夫が必要となります。

デメリット4:ウッドデッキの下はミニ倉庫

ガーデニングを楽しむ方にとって、ウッドデッキの下にある空間は絶好のモノ置場。ガーデニング用品や土、肥料などを、ついつい置いてしまいます。それでも整理整頓されていればいいのですが、自分からは見にくい場所にあるため、どうしても知らないうちに雑然となってしまいがち。見た目に美しくなく、おしゃれではない外観になってしまう懸念があることを理解しておきましょう。


快適で心地よいウッドデッキをつくる7つの注意点、工夫ポイント

ウッドデッキの「メリット・デメリット」が理解できたと思います。それらを踏まえ、実際にウッドデッキをつくる際に気を付けるべき注意点、工夫ポイントをお伝えしたいと思います。

注意点・工夫ポイント1:室内の床とウッドデッキを同じ高さで揃える

つまり段差をなくすと言うことです。そうすることで室内とウッドデッキがひとつのつながった空間のように感じられ、室内がより広く感じられます。また、ウッドデッキへのアプローチにバリアがないため、ウッドデッキを日常的に気軽に使うことができるようになります。

注意点・工夫ポイント2:フレンチドアを採用する

室内とウッドデッキを仕切る窓は、掃出し窓になりますが、それをフレンチドア(中央から左右に分かれて開く、両開きドア)にすると、より開放感が味わえます。アコーデオン式にコンパクトに折りたためるタイプだと大開口が生まれ、屋内と屋外が一体となった心地よい空間が誕生します。

ウッドデッキ

注意点・工夫ポイント3:家事動線を計算する

のメリットをより手にするためには、ぜひ洗濯動線もしっかりと計画することをおススメします。ランドリースペースから遠いと、干しに行くのが億劫になります。また取り込んだ後の片付けの家事動線も考慮しておかないと、不便さを感じてしまうことでしょう。

注意点・工夫ポイント4:庇を利用する

注意点・工夫ポイント3に加えてのアドバイスとなりますが、可能ならウッドデッキを庇で覆う設計も検討してみてください。庇があれば、急な雨に慌てることもありませんし、共働き夫婦の場合でも、安心して外干しして出かけられます。もちろん、雨の日もくつろぎスペースとして活用することも可能になります。

ウッドデッキ

注意点・工夫ポイント5:近くに水道を用意しておく

庭に面していますから、間違いなく水道を引くとは思いますが、お忘れなく。水道があればウッドデッキが汚れてもすぐに洗えますし、アウトドア用品の手入れやお子様のプールの用意、さらに熱対策の打ち水にと便利に使えます。予算的に可能であればシンクを用意するのも便利です。ウッドデッキでBBQを楽しむときなどに大活躍してくれます。

注意点・工夫ポイント6:照明・コンセントを用意する

ウッドデッキを照らす照明があると、夜にキャンプのような楽しい屋外遊びが楽しめます。また、コンセントも用意しておくとより便利さが増します。今流行りのグランピング気分を味わってはいかがでしょう。

注意点・工夫ポイント7:フェンス付きのウッドデッキで目隠し

フェンス付きのウッドデッキがあると目隠し効果が生まれ、外からの視線を遮ることもできます。ウッドデッキでくつろぐ姿だけでなく、屋内への視線も防ぎますから、ゆったりとした気持ちで生活することができるでしょう。


まとめ

いかがでしたか? ウッドデッキのメリット・デメリット、そして注意点・工夫ポイントのまとめとしては、

  • ウッドデッキのメリット・デメリットをしっかりと理解したうえで計画をすることが大切。
  • たかがウッドデッキとやみくもに計画すると、機能面で劣っていたり、見栄えのしないおしゃれとは程遠いものになってしまう可能性がある。
  • 注意点・工夫ポイントを参考にすることで、快適で心地いいウッドデッキライフが手にできる。

ウッドデッキは冒頭にお話ししたように、夢が広がる空間です。ぜひ記事を参考に、あなたも素敵なウッドデッキライフを手にしてください。