【ダウンフロア】空間に段差を設けることで生まれるメリットの数々

ダウンフロアとは、床の一部がほかの床と比べて一段低くなっているフロアのこと。一般的なプランではなかなか見られない提案ですが、実は段差をつけることでさまざまなメリットが生まれます。では、暮らしがより豊かに楽しくなるダウンフロアのメリットをご紹介しましょう。


メリット1:こもり感が出て落ち着く

いつもの暮らしより一段低くなる空間は、間仕切りがされていなくとも、適度なこもり感を与えてくれます。ステップに囲まれているので、なんとなく守られているような気分になり、心が落ち着くのでしょう。リビングやライブラリーコーナーなどをダウンフロアにすると、家族みんなが穏やかな気持ちでくつろげます。


メリット2:座の暮らしをおしゃれに演出

ダウンフロア 和モダン

ダウンフロアの場合、座の暮らし(床に直接座る暮らし方)となります。座の暮らしといえば畳の間、つまり和風をイメージしますが、ダウンフロアの場合、とてもモダンなスタイルに仕上げられるメリットがあります。さまざまなタイプのインテリアとも親和性が高く、自分の好みに合ったコーディネートが楽しめます。


メリット3:天井が高く感じられる

ほかのフロアよりも一段低く、さらに座の暮らしを送りますから、当然のごとく天井が高く感じられます。開放感が得られ、ゆとりを感じながら過ごすことができます。


メリット4:空間を緩やかに仕切ることができる

壁を設けなくても、視覚効果によって緩やかな仕切り、つながりを生み出すことができます。「開放的にしたいけれど、空間は分けたい」と考える方には、打ってつけといえるでしょう。


メリット5:視界が抜け、広がりが感じられる

ダウンフロア 本棚

たとえばリビングをダウンフロアにした場合、ダイニングやキッチンから見たそこは一段低いため、リビングに置いたソファやテーブルなどがあまり視界に入りません。よって視界が抜け、より広さが感じられるようになります。ダウンフロアは、ダウンフロア以外で過ごすときにも恩恵を与えてくれるのです。


メリット6:ステップ部分を有効活用できる

ダウンフロア ベンチ

ステップ部分は背もたれになるほか、ベンチとしても利用できます。またそこに小物などを置いてギャラリーのような演出も楽しめます。


メリット7:ほかとは違ったオリジナリティ

ダウンフロアを採用するご家庭は増えつつありますが、とはいえ一般的なプランかといえばそこまで普及していません。つまり「ほかの人とは違ったオリジナリティが感じられる住まいにしたい」という方にとっては、うれしいアイデアといえるでしょう。空間に変化があると、暮らしに彩りがプラスされますよ。


まとめ

このようにダウンフロアは、暮らしをより豊かにする“装置”のような役割を担ってくれます。あなたのおしゃれ心をくすぐる、素敵な提案ではないでしょうか。ぜひ一度、検討してみてください。あとから簡単にリフォームするというわけにはいきませんので、しっかりと家族で相談してみてください。