はるさん:せっかくのマイホームだから、やんちゃ盛りの子どもも伸び伸びと暮らせる家にしたいと思っています。でも、土地もそんなに広いところを購入できそうにないので、庭やリビングをおもいきり広々とすることは難しそう。それでも子どもが元気に過ごせ、親も子もストレスなく暮らせる家づくりのコツが知りたいです!
編集部からのアドバイス:まだ小さなお子さまは、いつでも元気に遊びます。その有り余ったパワーを発散するかのように、家の中を走り回ったり、飛び跳ねたり。せっかくのマイホームですから、なんでもかんでも「静かにしなさい!」と言ってあげたくないですし、そもそも伸び伸びと暮らせない空間構成なら、子どもにとって「楽しくない家」になってしまうかも知れません。
そこで、はるさんが求めている「やんちゃ盛りの子どもも伸び伸びと暮らせる家のアイデア」「親も子もストレスなく暮らせるコツ」をお伝えしたいと思います。以下を参考にしてみてください。
第2のリビングとしてテラスを活用する
庭を広く取れない場合、テラス空間を計画することをおススメします。テラスは設計によって軒で天井部分を覆うことも出来ますから、雨天でも利用が可能となります。敷地内ですから小さなお子さまも安心して遊ばせることができますし、BBQやプール、花火など、家族や友だちと遊びながら、楽しい思い出を重ねていくこともできます。
テラスを計画する場合は、リビングと連続性を持たせると空間がより広く感じられる効果があります。天気や季節の移り変わりを肌で感じることができるテラスは、子どもたちの成長にとてもいい影響を与えることでしょう。
リビング・ダイニング・キッチンを一体化させる
このLDKの一体化、連続性を持った間取りは、最近の家づくりでは一般的になっています。限られた敷地条件の中で、少しでも広々と、そして家族が集い、会話が弾む家に仕立てようと考えたときには、LDKを“ワンフロア”として捉え、なるべく壁でセパレートしない空間設計をおススメします。どうしてもセパレートしたい場合は、引き戸で可変させられるようにするなど、広く暮らせる工夫を施すといいでしょう。
回遊動線を考える
階段を中心に、どこからでも各居室に移動できる回遊動線を計画するのも一つのアイデアです。その動線は、子どもたちの格好の遊び場。ぐるぐると走り回り、元気に鬼ごっこをして楽しみます。ただし、「【キッチン】空間や動線、機能性を考えてキッチンの種類を選ぼう!」の記事内で示した「ペニンシュラ型キッチンレイアウトのデメリット」と同様に、死角が生まれて“ぶつかる”というケースも予測しておくことが大切です。安全性も十分に配慮しながら、子どもたちも暮らしていて楽しくなるプランニングを心がけてください。
吹き抜けを採用する
リビングやダイニングの天井部分を吹き抜けにすれば、2階の居室にいる家族の気配が感じられ、声もかけやすくなります。キッチンからいい匂いが漂い、「ごはんできたよ!」という言葉に急いでやってくる子どもたち。空間の伸びやかさはもちろん、1階と2階に分かれて過ごしていてもつながりが感じられるプランです。
角面を施す
角面とは、柱などの角を45度程度で面取りすることをいいます。柱が傷つかないようにしたり、人が触れたときに怪我をしないようにするためにするためのもので、「切り面」ともいいます。元気いっぱいの子どもたちの安全を考え、こういった配慮を施しておくことも大切です。
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まとめ
子どもたちが伸び伸びと育ち、親も子もストレスなく楽しく暮らすためのコツは、以下の通りです。
- テラスを活用する
- LDKを一体化させる
- 回遊動線を考える
- 吹き抜けを採用する
- 安全性にも配慮
ぜひこれらをはるさんも参考にしながら、親も子どもも楽しい素敵な暮らしを手にしてください。