【薪ストーブ】家にいながらキャンプ気分?薪ストーブのある暮らし

薪ストーブ

心地よい暖かさに包んでくれる薪ストーブ。いまとても人気を集める住まいのアイテムです。また、現在、キャンプが空前のブームとなっていますが、そこでの楽しみ方の一つである焚き火を、暮らしの中に取り込むこともできます。今回は、薪ストーブの魅力や注意点、メリット・デメリットを探っていきたいと思います。


薪ストーブの種類

薪ストーブは燃焼効率がとてもよく、家じゅうをしっかりと暖められるメリットがあります。まずは、薪ストーブの種類についてお伝えしましょう。

対流式

ストーブ本体を2重構造にし、内側の炉の熱で中間層の空気を暖める方式。吹き出し口から温風を送り出す。本体があまり高温にならないため、設置場所の自由度が高い。

放射式

薪を燃焼させ、ストーブ本体を加熱。本体からの遠赤外線の放射熱によって室内を暖める。ストーブ自体が高温になるため、直接触れないこと、周辺に可燃物を置かないこと。小さなお子様がいるご家庭は特に注意が必要。


薪ストーブの設置のポイント

次に設置ですが、薪ストーブのレイアウトには気を付けるポイントがいくつかあります。

吹き抜けから離す

薪ストーブの効果を引き出すためには、吹き抜けが無い住まいのほうがよい。吹き抜けがある場合は、吹き抜けから離れた場所に設置することがおススメ。暖かい空気が1階を巡ってから2階に上がっていくため、効果的に家じゅうを暖かくすることができる。

空気が循環し、降りてくる工夫を

それでも吹き抜けの下に薪ストーブを置きたい場合は、そこから離れた場所に空気が階下におりてくる空間(たとえば階段)をつくるとよい。対流によって家じゅうを暖められる。

薪ストーブの周囲は不燃材を

ストーブ周辺は熱くなるため、タイルや石などの不燃材を使用する。また煙突からの排気量より給気量が少ないと煙が逆流してしまうので、近くに給気口を設けよう。


薪ストーブには、大きなメリットと気を付けるポイントがある

では、薪ストーブのメリット・デメリットを見ていきましょう。特にデメリットは要注意。しっかりとケアせずに安易に設置すると、「まったく使わなくなった」「コストが大変」といった後悔につながることになります。

薪ストーブのメリット/とにかく暮らしが快適で楽しくなる

  1. 冬はとても暖かい 薪ストーブで暖められた空気はとてもやわらかく、心地いい。空間全体が暖かさに包まれるため、真冬でも快適に過ごせる。
  2. 心に安らぎがもたらされる 炎を見ながらの暮らしは、何といっても贅沢。夜、照明を落として過ごせば、アウトドアで焚き火をしているような気分に。毎日が、おうちキャンプのよう。
  3. シチューを煮たり、ピザを焼いたり 薪ストーブを使って調理が楽しめる。薪の香りがほんのりと移ったビザは最高のおいしさ。子どもたちにも大人気。
  4. インテリアとしてもおしゃれ どっしりとした武骨なスタイルだが、それは手作り感を生み出し、インテリアとしてとても映える存在に。
  5. 洗濯物はすぐ乾く ストーブの近くに洗濯物を干せば、あっという間に乾くので便利。
  6. 人が自然と集う 人は炎を見ると安心するもの。そしてそのやさしい暖かさは心地よく、薪ストーブの周りには自然と人が集う。家族との会話も増え、絆が深まる。ペットも大好きな場所に。

薪ストーブのデメリット・注意点/コスト面、周辺環境に要注意

  1. コストがかかる 薪ストーブ本体や煙突設置には別途費用がかかるので、その分、設備・建築コストが大きくなる(薪ストーブ本体は60万円程~。全体コストは200万円前後が一般的)。また、薪の調達先のめどをつけておくことは重要。間伐材を無料で提供してくれるところもあるが、購入する場合はコストがかかる。さらに薪は重いため、宅配便などを使って運んでもらうと、高額な配送料となる場合がある。自分で伐り出す場合は、時間も体力も必要となる。
  2. 薪を置く場所の確保が必要 薪は乾燥させないと燃えにくい、大量の煙が出るなどの問題が生じる。乾燥させたり、たとえ乾燥済みの薪であっても、大量の薪を保管するスペースを確保しなければならない。
  3. 定期的にメンテナンス・煙突掃除が必要になる 薪ストーブ本体および煙突のメンテナンス費用がかかる。煙突掃除は自分でもやれなくはないが、高所作業が伴うため危険。
  4. 近隣からの苦情も考えられる 薪を乾燥させることで煙は抑えられるものの、「洗濯物が臭くなった」といった苦情が寄せられるリスクも。そうなると薪ストーブは使えなくなる。特に都心の住宅街では要注意。
  5. やけどに注意 薪ストーブは高温になるため、やけどのリスクもある。特に小さなお子さまがいるご家庭は注意が必要。

まとめ

いかがですか? こうしてみるとデメリット(注意点)も少なくないようです。これらをしっかりと検討したうえで計画しましょう。

慣れれば問題ありませんが、最初は着火や調理火力調整に苦労するかも知れません。また、換気扇をかけて薪ストーブの扉を開けると、灰が部屋にまき散らされることも(排気量と給気量の関係)。

でも、その過程や失敗も楽しみの一つです。薪ストーブのある暮らしは、きっと家族、そしてそこに集う人たちに、笑顔をもたらしてくれますよ。