【ペットと暮らす】犬や猫と快適に暮らすためのポイント13選!

ペットは家族そのものといってもいいくらい、飼っている人にとってはとても大切な存在です。だからこそ、新しく家づくりをする際には、わんこや猫ちゃんたち、そして家族みんなが快適に過ごせる工夫をしっかりと採り入れたいものです。家づくりでは、自分たちのことばかりが先行して、ペットは家族同然といいながら、ついつい後回しにしたり、検討するのをうっかりと忘れてしまいがち。完成した後に「ああしておけばよかった!」とペットの顔を見るたびに後悔しないように、十分に検討を重ねましょう。以下に、ペットと仲良く、そして快適に暮らすための工夫ポイントを列挙します。ぜひ参考にしてください。

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1.ペットフェンスの設置

ペットそれぞれの生活スタイルにもよりますが、「目を離すと玄関から飛び出してしまう」とか、「知らない間にキッチンに来ていて、調理中にヒヤッとすることがある」という方なら、決まった空間から出られないようにペットフェンスを用いましょう。小さなお子さまと同様に、階段の入り口にペットフェンスを設けておくと、誤って落下するということも防げます。


2.バルコニーの隙間やフェンスの高さなどに気を配る

人間にとっては安全と思える場所や設えでも、ペットにとっては危険かも知れません。たとえばデッキの隙間は、小さな足を挟みこんでしまう恐れもあります。バルコニーの狭い小さな隙間でも、入り込んでしまったり、下階に落下する可能性も考えられます。また、フェンスの高さもペットは意外とジャンプ力があるため、十分に配慮してプランニングしてください。


3.滑りにくい素材を床に施す

一般的なフローリングの場合、どうしてもペットたちの足が滑りがちになります。滑るとヘルニアや骨折につながりますし、床の素材によっては肉球を傷つける場合もあります。フローリングにはペット用のコーディングを施したり、コルクなど、滑らず、肉球にやさしい素材を選びましょう。


4.階段を緩やかにしてあげる

犬や猫は、特に若いうちは元気そのもので、少々高いところからでもジャンプして上ったり、下りたりします。でも、高いところから飛び下りると手足や腰に負担がかかり、ヘルニアなどの病気につながったりもします。そこでおススメしたいのが、階段をはじめとする段差をできるだけ低くすること。スロープで済ませられる場所なら、ぜひスロープを採用しましょう。
また、ソファなどからジャンプすることもよくあることです。ソファにスロープや上り下り用のステップを置くことは簡単ではありませんが、できるだけ配慮してあげて欲しいものです。


5.ペット専用の部屋をつくる

飼っているペットの大きさにもよりますが、専用の部屋を設けてあげることでわんこや猫ちゃんたちは、よりリラックスした暮らしが送れます。また、そこにドアやフェンスがあれば、来客時にペットが飛び出してくることも防げます。


6.キャットウォークやキャットタワーをつくる

猫ちゃんの場合、キャットウォークやキャットタワーをつくってあげましょう。段違いの収納を造作するのもとてもいいアイデアです。またペットドアを設えると、わんこや猫ちゃんが手助け無しに自由に空間移動できるので便利です。


7.エサやトイレの場所は、人の動線から少し外す

人が良く通る場所にエサをあげたり、トイレの場所をつくると、人が足に引っ掛けて水をこぼしたり、ペットも落ち着いて排泄ができなくなってしまいます。かといって、動線からかなりかけ離れた場所に置くと、ペットの世話に余計な負担がかかります。程よく動線から外し、ペットも落ち着け部場所を見つけ、配置してください。


8.トイレをしたり、エサを食べる場所の床を考える

しつけをきちんとしていても、時にはペットシートを外してしまったり、エサをこぼすこともあります。そんな時、床をさっと掃除できるように、防水・防汚性の高い素材を選んでおくのも大切です。また、その周辺だけタイルカーペットを敷くのもアイデア。汚れた個所のカーペットだけ洗えば済むので便利です。


9.収納を考える

玄関近くの足を洗う場所の近くに、ペット用の収納があると便利です。お散歩用のリードやさまざまなグッズ、足を拭くタオルなどが仕舞えれば、お出かけや帰宅時の時にさっと用意ができます。また、ドッグフードやトイレシートはかさばるもの。そういった大きな荷物も収納できる空間をきちんと確保しておくべきです。
ただし、トイレの掃除やエサをあげるのは毎日のこと。どこに何を置けば便利なのかは、生活スタイルと空間のゆとりなどを勘案しながら計画していくことをおススメします。


10.足を洗う場所を考える

室内で飼うペットの場合、お散歩や庭で遊ばせた後、足を洗う場所が必要になります。もちろん洗面を共有してもいいのですが、玄関から遠いと抱っこして移動するだけで大変です。おススメなのは玄関廻りに足洗い場を設けること。さっと洗って、さっと足を拭いて室内に入れられる動線を考え、計画しましょう。水は温水も使えるようにしておくと、寒い冬も安心です。
足を洗う場所の近くでブラッシングなどができる空間がつくれれば、とても効率よくケアができるでしょう。


11.消臭のことも考えておく

自分で飼っていると臭いが気にならなくなりがちですが、家族の快適な暮らしはもちろんのこと、ゲストを気持ちよくお招きするためにも、消臭に気を配りましょう。消臭効果のある壁紙やタイル、珪藻土などを採用することで、空気清浄機をフル回転させなくても臭いを抑えることができます。


12.ペットが口にしてはいけない植物は植えない

新しい家になり、庭ができたらガーデニングを楽しみたい。そんな方も少なくないでしょう。でも、そこで気を付けたいのが植物の種類。チューリップやスズラン、シクラメンなど、人間にはとって美しく、愛らしい植物も、ペットが誤って口にすると大変危険です。動物にとってリスクのある植物は植えないよう、十分な配慮が必要です。


13.爪とぎもしっかりとケアする

猫ちゃんの場合、どうしても壁で爪とぎをしてしまいがち。爪をとぐ場所を麻縄などで保護し、大切な我が家を守りましょう。


まとめ

いかがですか? どれもちょっとした工夫ですし、言われてみれば当たり前のことばかり。でも家づくりの途中でうっかり忘れてしまうこともありますし、「新しい家に住んだら飼いたい!」とお考えの方にとっては、新しい気づきがあるかも知れません。
ペットと一緒に暮らしたい人は、家づくりの際に上記ポイントを見直して、ぜひ愛するペットと楽しく暮らせる環境を整えてあげてください。

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