シーリングファンとは、天井に取り付けるタイプのファンのこと。ファンの回転により部屋の空気を循環させることで、さまざまなメリットを暮らしにもたらしてくれます。今回は、シーリングファンの魅力と効果、選び方などをお伝えしたいと思います。
目次
シーリングファンの効果その1:快適な暮らし+省エネ・節電
シーリングファンを使用することで、部屋の中の空気を循環させることができます。そのことにより、室内(空間)の温度を均等に保つことができ、冷暖房効果をアップしてくれます。
空気は温度が高ければ体積が大きくなるため、暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降します。つまり、寒い冬に暖房をつけても、せっかく温めた暖かい空気は天井付近にたまってしまうのです。これだとエアコン効率が悪く、寒くて電気代がかさむ部屋になってしまいます。
そこで活躍してくれるのがシーリングファンと言うわけです。当然、暑い夏も大活躍。吹き抜けに面した2階部分はどうしても室温が上がりがちですし、「足元だけ涼しい」ということも起こり得ます。しかし、この場合でも空気を循環させれば効率よく快適温度にすることが可能となるのです。シーリングファンは、心地いい暮らしを生み出し、省エネ・節電にもつながります。
シーリングファンの効果その2:部屋干しの洗濯物も乾きやすい
部屋の空気が循環することで、部屋干しの洗濯物の乾きがよくなります。早く乾くことで嫌なニオイの防止にもつながります。
シーリングファンの魅力:とにかくおしゃれ。空間もすっきり
シーリングファンは、何と言っても“おしゃれ”です。大きさもさまざまありますし、デザインも豊かに用意されています。特に海外製は、かなりおしゃれです。もちろん保証などの問題はしっかりとチェック・ケアしなければなりませんが、シーリングファンひとつで、空間がぐっと上質に生まれ変わります。
また、床に置くタイプの家電製品とは違い、部屋が狭くなることもなく、空間がすっきりとした印象になるのもメリットです。
シーリングファンの選び方:リモコンやライト付きもおススメ
ヒーリングファンには、デザインや性能によってさまざまな種類があります。価格も一万円未満から数十万円のものまでピンキリです。その中からベストなものをチョイスするわけですが、ぜひ選んでおきたい機能をご紹介します。
リモコン操作ができること
ちょっとしたことですが、リモコンがあると便利です。オンオフだけでなく、回転数の変更も容易にできます。せっかくくつろいでいるのに、イチイチ壁付けのスイッチに行くのは意外と面倒なものです。
シーリングファンライトをチョイスする
天井が高くなく、部屋も広くない場合は、ライト(照明)とシーリングファンが一体となったタイプ(シーリングファンライト)を選ぶといいでしょう。シーンによって、ファンの回転だけ、照明をつけるだけを選べるので便利です。
シーリングファンのデメリット:一番の課題は掃除やメンテナンス
素敵な暮らしを応援してくれるシーリングファンですが、デメリットも存在します。
低い天井に取り付けてもあまり効果がない
一般的には5m以上の吹き抜け空間に付けると効果が高いと言われています。とはいえ、実は筆者の自宅の寝室にも取り付けていますが、天井高が2.4mと低い分、風を直接感じられ、夏は扇風機替わりとして重宝しています。風の流れがやさしく、部屋全体からそよ風が吹いてくる感じがして、とても心地がいいです。
電気代がかかる
家電製品ですから当然ですが、一日中、点けっぱなしにしていても数十円程度です。1カ月でも千円弱。24時間365日稼働させることはまずありませんから、そんなに気になるコスト増ではないと思います。
羽根の上にたまる誇りを掃除するのが大変
とくに手の届かない高い天井に取り付ける場合、掃除を含めたアフターメンテナンスのことをしっかりと考慮しておきましょう。
羽根の回転音が気になることがある
回転音やモーター音が気になることもあります。低速回転では気にならなくても、回転強度が高まると音がする場合もあるので、音に敏感な方は事前に確認することをおススメします。
まとめ
いかがでしたか?
シーリングファンは、ファンの回転方向によって風向きを変えることができます。夏場は下向き送風に設定しておくと、体に微風が当たるので涼しさを感じることができます。逆に冬は、風が当たると寒さを感じてしまうため、上向き送風にするとよいでしょう。
ぜひ、シーリングファンのある暮らしを検討してみてください。