【家庭用金庫】防犯・災害に備える家庭用金庫のポイント解説

金庫と聞けば「貴重品を泥棒から守る」といった防犯のイメージが強いと思いますが、最近では地震や火災、津波、水害などの災害から貴重品を守るために設置を検討する人が増えているようです。そこで今回は、家庭用金庫を設置する場合に、どんな場所に置き、どんな工夫(対策)を講じておけばいいのかを解説したいと思います。


まずは耐火性・耐水性に優れたものを選ぼう

盗難・防犯に強い金庫は「防盗金庫」と呼びます。破壊行為にも耐えられるよう頑丈に作られており、持ち去りにくいように一般的な軽いものでも100㎏、重いものであれば1~2tにも及びます。

しかし、家庭用となると、そこまで本格的なものを導入しようとはなかなか思えません。家庭用であっても盗難防止は重要ですが、どちらかといえば災害から貴重品の守るほうが主目的ではないでしょうか。そう考えると、まず考えたいのが耐火性や耐水性に優れた金庫です。

建物火災は1時間程度で50%以上が鎮火されています。よって耐火時間は1時間以上~2時間程度のものならば安心できるでしょう。また、消火活動による放水や水害時の耐水性も十分にチェックすることが大事です。


盗難対策が講じられ、頑丈な金庫を選ぶ

とは言え、泥棒に金庫を簡単に開けられては意味がありません。マルチロックやダブルロックなどの複数施錠が可能な金庫、指紋認証機能がついているものなどを選ぶとよいでしょう。

また、ハンマーなど工具を使っても簡単には壊れない頑丈な金庫を選びましょう。


見つかりにくい場所であり、かつ家族の目が届く場所に設置する

「金庫のある場所がすぐに分かってしまって意味がない。金庫は隠しておくもの」という考え方をする方もおられるでしょうが、それは少し危険です。なぜなら隠すということは、家族にも普段からあまり見えない(意識しない)場所に設置することを意味するからです。

もし、盗難に遭っていても見えない場所では、それ自体に気づかない恐れがあります。ですから、ウォークインクローゼットの出入り口近くなど、家族の目が届きやすく、かつ見つかりにくい場所を選定することがポイントとなります。

ちなみに玄関ドアの近くなど、外部から近い場所への設置は避けましょう。万が一、泥棒が侵入した場合、外部からの距離が短いと、その分だけ盗難作業時間が短くなり、リスクが高まります。


金庫のベースボードを固定、もしくは出入り口の幅より大きくする

金庫の下に敷くベースボードを床に固定しておけば、もし泥棒に見つかっても容易に運び出すことはできません。同じくベースボードを出入り口の幅より大きくしておけば、持ち運ぶことが困難になります。


金庫の扉が開閉できる場所を確保する

金庫は右開きが一般的です。その場合、右側がふさがっていると開閉がしにくくなり、モノの出し入れが不便になります。金庫の扉が180度、完全に開くことができる場所を選定しましょう。


設置場所の強度を十分に確保する

金庫は高性能になるほど重量がかさばり、かなりの重さになります。床の強度や構造を確認し、設置場所は特にしっかりと対策を講じておきましょう。

また、小さいからといって不安定な場所に置くのは危険です。落下だけでなく、大きな地震では考えられないような重量物でも吹き飛ぶ恐れがありますので、十分な注意・対策が必要です。


湿気の多い場所は避ける

金庫内部は湿気がこもりやすいため、湿気が多い場所への設置は避けましょう。大切な書類がカビてしまったり、金庫が腐食する原因にもなります。


まとめ

いかがでしたか? ちなみに「金庫は隠すのだからデザインは無骨なものだ」と思っているあなた。実は今、デザイン性に優れた「見せる金庫」も人気があるのをご存じでしょうか。

おしゃれなテンキー式やタッチパネル式など、さまざまな金庫が誕生しています。あえて見せてインテリアのワンポイントアクセントにするのも素敵かも知れませんよ。