【地方移住】都市圏を離れた暮らしを検討してみよう!

テレワークの導入が進む中、「地方移住」を検討したり、実際に移転する方が増えています。都心には都心ならではのメリットがありますが、逆に地方移住には都会暮らしのデメリットをメリットに変えてくれるものもあります。今回は、地方移住について考えたいと思います。


伸び伸び、ゆとりある暮らしを選ぶか、利便性を重視するか

では、まず地方移住のメリットを見ていきましょう。

  • 都心より安価な予算で、より広々とした住まいが手に出来る → 憧れの広い庭付きの家が自分のものに
  • 安価でマイホームを実現したことで、毎月のローン返済がラクになる → 年齢がまだ若いうちにローンを終えられることも
  • 自然豊かな環境で伸び伸びと暮らせる → 自然に触れあいながら、子どもたちがすくすくと成長していく
  • テレワーク専用の部屋(その他、趣味部屋)を持つことができる → 敷地条件にゆとりがあるため、プラスαの空間が実現できる

一方で、デメリットと感じることもあります。

  • 病院や学校などの生活インフラまで遠いことも → 身体が辛い時の通院、毎日の通学に不便さを感じる
  • スーパーやコンビニが遠いことも → 都心では少し行けばコンビニがあったが、ちょっとした買い物も難しくなる
  • クルマ社会である → 一家に二台は当たり前。歳を重ねるほどに不便・不安も感じる。税金を含めた維持費もネックに
  • 転職を伴う場合、新しい勤務先を見つけるのは簡単ではない → 自分のスキルが生かせる職場があるのか。収入面は満足できるのか
  • 地域社会に馴染めるか不安 → 独特の文化やルール、風習に戸惑うことも

地方移住のデメリットは、慣れと工夫次第でクリアできることも

こうして見てみると、ある意味、気楽な都会生活と比べると、不安や不便さが感じられる地方移住。しかし、メリットとデメリットをよく見ると、そこには一つの傾向があることに気づきます。それは、

メリットは、生活面でゆとりが持てることです。

広々とした家に暮らせば、狭くて陽当たりのあまりよくない、そして近所の騒音も気になりがちの都会生活とは比べものにならないくらいの豊かさを感じることができます。月々のローン負担が軽減すれば、その分、旅行や趣味にも予算が充てられることでしょう。

また、ローン返済が早く終われば、その後の生活の選択肢が増えます。たとえば「老後は便利な場所で暮らしたい」と思えば、都心に戻ってくることもできるはず。その頃になれば子育ても終わり、子どもたちも独立しているでしょう。広い家が必要ないと思ったら、新たなステップに進む。そんな人生設計も容易になる可能性が高くなります。

デメリットは、都会に暮らしていた人ならきっと誰でも感じることでしょう。

でも、ものは考えようです。ここに掲げたデメリットは、要は「慣れ」の問題。クルマの維持費は確かに頭が痛い問題ですが、維持費の安いバイクや健康にいい自転車に置き換えるなど、工夫次第でクリアできそうです。

また、転職先や地域社会との交わりについては、行政がかなり手厚いサポートをしてくれます。不安が大きい方には一時的に移住を体験していただき、「ここで暮らしていけそうだ」と感じられたら本格的に移住を進める制度を設けている自治体もありますので、気になるエリアの自治体ホームページを閲覧することをおススメします。

地方では、子どもたちを宝物のように迎えてくれるところもあります。子育て世帯の金銭的・教育的サポートはもちろん、地域の人が家族のように接してくれて、子どもたちの安全を守ってくれることも期待できます。その土地に根付くお祭りに子どもの頃から参加できるのは嬉しいことですし、何より「ここが僕たち、私たちの故郷だ」と思えるのは、大人になったときにとても大切な財産となると思います。


まとめ

いかがでしたか。それぞれのメリット、デメリットをどのように感じるかはご家族ごとに異なることでしょう。しかしながら、現実問題として土地から購入する方にとっては、都心に広々とした住まいを手にすることは難しいと言わざるを得ません。

地方移住と言っても、都心から1時間から1時間30分ほど電車で離れた場所なら、予算内でゆとりある暮らしを手に出来る可能性は広がるはず。仮にテレワークによって週に一度や二度程度の出勤なら、そこまで通勤が苦になることはないのではないでしょうか。

一度、地方の土地価格などを調べてみてはいかがでしょう。きっと新しい夢が芽生えることと思います。