家を建てるにあたって、みなさんはいろんなプランを考え、アイデアも盛り込むことと思います。でも、そういったちょっとしたアイデアや工夫は、意外と見落とされがちで、暮らし始めてから「あ、これがあったら便利だったのに」と後悔することも珍しくありません。そこで今回は、暮らしを楽しく、機能的にする工夫ポイント8選をお届けしたいと思います。
目次
玄関にキーハンガーを用意する
家の鍵や車の鍵、倉庫の鍵など、意外と鍵は増えるものです。そしていざ出かけようと思ったとき、「どこに置いたのかな?」と探し回って、イライラした経験がある方も少なくないのではないでしょうか。そこでキーの置き場を決めておくことをおススメします。玄関収納の壁などにキーハンガーを設置しておけば、「鍵がない!」と慌てることもなくりますよ。
ニッチを設ける
小物や小さな花などが置けるニッチスペース。これがあると置くものを変えるだけで、その場の空間イメージに変化が生まれ、暮らしに彩りがプラスされます。ある時はお花を。ある時は車や電車の模型を。ある時はフォトフレームを。簡単に模様替えのような効果、楽しさを手にすることができます。さらに上部に照明を設けておけば、より置いたものが映えますよ。
コルクボード&黒板
お子さまがいると、連絡プリントなどが増えていき、「便利で忘れないから」という理由で冷蔵庫にマグネットで留めておくご家庭が多いもの。でも、正直なところ、そういったことが生活感を露わにし、せっかくのおしゃれな住まいが台無しになります。そこでおススメなのがコルクボード&黒板です。これらをダイニングの壁などに用意しておけばおしゃれに貼ったり、書き込んだりすることができます。
調味料の収納を考える
料理をするときに、必ず使うのが調味料の数々。便利だからという理由でキッチンに出しっぱなしにしているご家庭もあるようですが、これもおしゃれさを損なう原因の一つとなります。最近のシステムキッチンの中には、キャビネット内に便利な調味料用のスタンドが設えられているものもあります。さっと出して、さっと仕舞える調味料収納をしっかりと計画しましょう。
ダイニングに収納を設ける
ダイニングテーブルは、家族が自然と集まる場所。そうであるがゆえに、なんでもそこに置きがちになるものです。郵便物や読みかけの本、毎日飲む薬、ティッシュやテレビ・エアコンのリモコンなどなど。ダイニングテーブルに、そんな暮らしの生活物がどんどん溜まれば、空間が散らかった印象になるのは当たり前です。そこでダイニングの近くに、ぜひ収納を設けましょう。調味料収納でもお話ししましたが、さっと片づけ、さっと取り出せる便利な収納は、暮らしを美しく保つ重要ポイントです。
動線を回遊型にする
もちろん好みや間取り条件によって異なりますが、特にLDKや洗面、浴室、トイレのある生活階は回遊動線でつなぐと機能的に暮らすことができます。
その他収納(床下、小上がり、階段下、パントリー)
家づくりをするにあたって、「収納はたくさん設けたい」と考える方は多いですが、その分、部屋の広さを圧迫することにもつながります。そこで注目したいのがデッドスペース。生活空間として利用できない空間を収納にしてしまいましょう。
よくあるものがキッチンの床下収納。さらに小上がりスペースを設けた場合は、その床下を収納に活用することもできます。また階段下はデッドスペースが生まれやすいので、掃除機などの収納に使うといいでしょう。
デッドスペースとはいきませんが、収納でぜひ検討して欲しいのがパントリーです。買い置きの食品や水、調味料などを収納しておく空間は、何かと便利で、キッチン周りをスッキリさせることができる優れものです。
番外編:宅配ボックス
今や通信販売は、生活の中で当たり前のサービス。でも、不在時の再配達は面倒なものです。最近では戸建て住宅用の宅配ボックスが商品化されてきていますので、ぜひ検討しましょう。
まとめ
どれも言われてみれば「当たり前」のようなことばかりですが、言われないと気付きにくいものでもあります。ぜひ参考にして、素敵で機能的なプラン作りに役立ててください。