【平屋】人気の背景とメリット・デメリット。魅力溢れる商品もご紹介

平屋

「平屋も一度検討してみるか」と思ったものの、よく考えてみると「平屋には。どんなメリットやデメリットがあるんだろう?」といった、基本的な疑問にぶつかる方は多いと思います。そこで平屋の新築を考え始めている方に、人気を集めている背景やメリット・デメリットなどをお伝えしたいと思います。

平屋ですから、2階や3階部分はありません。その分、部屋数も少なくなりますので、プランニングをする際には、一般的な家づくりよりも工夫が必要になってきます。でも、平屋を建てた人にインタビューすると、「そもそも、そんなに部屋数は必要ない」という答えが多数を占めました。そこから見えてくるものは、やはり「少子化」による家族構成の変化です。

そこで最近では、ハウスメーカーも平屋に注目し、暮らしやすさ、そしてデザイン性も追求したおしゃれな平屋を商品ラインナップに加えています。また、大手住宅系ポータルサイトも特集を組んでいますし、その反響も高いといいます。

「平屋って、お年寄りが住む家でしょ?」と考える方もいるようですが、実際は若いご家族も検討されています。大手住宅系ポータルサイトの「タグル住まい」でも、20代、30代の若いご家族が、積極的にカタログ請求やアンケートに答えられているという事実があるのです。 先ほど、少子化を指摘しましたが、もちろん平屋人気はそれだけが理由ではありません。平屋が人気を集める理由(背景)を以下に示します。


平屋が人気を集める理由(背景)

平屋の間取り 平屋のロフト空間

  • 将来を見据えたプラン・・・子どもたちが巣立った後の部屋のもてあまし・減築懸念を視野に入れたプランニングの必要性・理解の進行(子育て期間より、夫婦二人の人生のほうが長い)
  • 個室からオープンタイプへの需要変化・・・家族一人ひとりの空間(プライバシー)を重視していた時代から、家族がいつも集い、顔を合わせて暮らす時代へ
  • 少子化による家族構成の変化・・・そんなに部屋数は必要ない
  • 規制緩和によるロフトの増床・・・ロフトを生活空間としても十分に活用できるようになった
  • インテリアを楽しむ・・・空間を間仕切りしないプランとなるため、広がりが感じられ、ソファやテーブル、照明などのインテリアが映える。空間デザインをより上質に、おしゃれに仕上げることが可能

このような背景から、多くの人が新しい家づくりの際に、一度は「平屋もいいかも」と考え、検討するようです。では引き続き、平屋にすることのメリットとデメリットを見ていきましょう。


伸びやかで家族の絆が深まる平屋のメリット

天井の高い平屋住宅 太陽光発電を搭載した平屋

  • 風通しがよく、天井高も比較的高く取れ、伸びやかで心地いい
  • 屋根が大きく取れるので、大容量の太陽光発電システムが搭載できる
  • ワンフロア(上階がない)なので移動がラク
  • ワンフロアでマンションのような暮らし方ができるため、マンションからの住み替え家族にはあまり違和感なく過ごせる
  • オープンタイプの空間設計により、個室に籠ることなく、家族がいつも顔を合わせ、会話が弾む。絆が深まり、家族の一体感が醸成される
  • 上階が無いということは、家全体も軽い。よって2階建て、3階建てに比べて構造が安定し、地震の揺れにも強い
  • 将来、2階に設けた子ども部屋などが空き部屋になり、誰も2階に上がらなくなるという心配もない
  • 1階での暮らしは、年齢を重ねた将来も安心・安全
  • 階段は約1坪。それがない分、空間を有効活用できる

問題は土地の広さや周辺環境など平屋のデメリット

  • 広い土地が必要。狭小地や変形地では平屋は難しい
  • 隣家が迫る土地、隣地に高い建物がある場合、平屋だと貧相に見えかねない
  • 部屋数を確保しにくい
  • 土地の環境にもよるが、2階以上に期待できる眺望が楽しめない
  • 子どもが喜ぶ階段がない。そのため、子どもの評価は低い

ハウスメーカーの「平屋」商品ラインナップ

ミサワホームの平屋GrablinkHIRAYA 住友林業の平屋 トヨタホームの平屋 セキスイハイムの平屋 三井ホームの平屋


まとめ

まとめとしては、

  • 平屋は若い層からシニア層まで人気がある
  • 家族構成の変化や住空間への意識変化などが人気の理由
  • メリットも多く、心地よい暮らしが実現可能
  • デメリットは、土地の広さと周辺環境

平屋の人気の理由やメリット・デメリットを知って、さらに平屋への憧れが増した人もいれば、ゆっくり検討しようと考えをあらためた方もいることと思います。土地の問題がクリアできるなら、平屋も新しい家の候補として検討するのもよいでしょう。