【収納】共働きの住まいを快適にする、収納の基本/セキスイハイム

仕事に家事に、子育てにと、日々時間に追われてしまう共働きの家庭。もっと使いやすい収納があれば…、もっと広い収納スペースがあれば…。限られた時間の中で、効率よく家事や子育てをするためにも、「収納」は大切なキーワード。そこで、共働きの暮らしをもっと快適にしてくれる、上手な収納のTIPSをご紹介します


収納量ではなく、片づけやすさが重要

忙しい共働きの方々は雑誌で紹介されている収納法を見て、収納するスペースだけを増やそうと、つい収納用品を買い足していませんか? それでは余計なものを増やすことになってしまいます。設計時に出し入れしやすい置き場所や収納法を決めておけば、散らかったとしてもすぐに元通りに片づきます。


収納のラクさは「収納指数®」でわかります!

収納指数とは?

収納カウンセラー飯田先生が確立した「収納指数®」は、物を使う時の動作を数値化したもの。収納計画に活用することができます。収納指数が少ないほど、「ラク」で「ストレスのない」よい収納であるということになります。

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共働き仕様の収納 6つのポイント

ひとことで「収納」と言っても、家族構成や働き方、暮らし方に合わせた収納法であることが重要です。ここでは「共働き」に適した収納法のポイントをご紹介します。

1.使うモノは使う場所にしまう行動別収納を!

片づけしやすい収納は「使いたいモノが、使いたい場所にある」ことが基本です。どの部屋で、誰が、何をするのか、行動を確認しましょう。それに合わせて収納を配置することでラクな収納を実現させることができます。

2.収納指数®を最小限にする

洗濯も台所仕事も掃除も、収納指数®が少ないほどラクになります。動線を考えながら収納場所を確保すれば収納指数®も少なくなり、片づけも楽チンにできます。また子供服やおもちゃのしまい場所は、子どもの年齢を考慮し、手の届く場所に収納を設けることで、子どもに片づけのしつけもしやすくなります。

3.収納で重要なのは奥行き。収納物に適したサイズに

収納の奥行きは深いほうがたくさん入っていいと思っていませんか? 実際は奥行き深すぎると、奥のものが見えにくく、出し入れが不便になります。収納する物に合わせたサイズ選びと、適度な奥行きであることがポイントです。すぐに取り出せる収納を心がけましょう。

4.物の「指定席」を作るとダブり買いがなくなる

冷蔵庫の中では、肉や魚、卵、牛乳などの「指定席」が決まっていれば、ある・なしが一目でわかります。ティッシュなどの消耗品も同じ要領で場所を決めて、ストックを増やさないようにしましょう。

5.ダイニングまわりには収納が必要

ダイニングテーブルは、家族みんなが食事以外にも活用する場所。例えば、保育園や学校の書類を短時間で処理したり、片づけたりできるように、文房具やプリントなどの収納スペースを考えておくことが必要です。設計のときに忘れずに確保しましょう。

6.インテリアは収納を考えてから決める

家づくりにおいて、多忙な共働き家庭では、片づけやすく掃除をしやすいことが最優先です。見た目優先で買ってしまい、後悔しないモノを選びましょう。インテリアを決める前に、しっかり収納スペースを確保しておくことが大切です。


共働きの住まいを快適にする、9つのTIPS

すぐそこ収納

日常生活で頻繁に使うものは、玄関やリビング・ダイニングのテーブルに出しっぱなしにならないよう、すぐに手の届く「すぐそこ収納」にしまいましょう。書類やメモなどは、定位置だけでなく、”一時的に置いておく場所”を決めておくと出し入れしやすくなります。

TIPS1

小物をしまえる収納棚を、リビング・ダイニングとの間仕切りに活用。両面使える棚なら、部屋も整然と片付きます。

TIPS2

壁や柱に飾り棚(ウォールシェルフ)を設けました。造り付けなら、収納用のスペースをとらないので邪魔になりません。

TIPS3

靴やコートだけでなく、アウトドアグッズなども置いておけるタタキ収納に。室内が汚れる心配もなく安心です。

よりみち収納

掃除用具などの家事用品や、お出かけ用品は、使う時に必ず通る「よりみち収納」へ。 室内での動線を考えた収納をつくると、わざわざ取りに行ったり、しまいに行ったりする必要がなく、自然と片付ける習慣が生まれます。

TIPS4

食べ物などのストックは、キッチンに隣接した「パントリー」に。引き出しではなく棚にしまうことで、一目で把握できます。

TIPS5

キッチンと家事室の間のウォークスルー収納。通り道にあれば、食料やキッチン用品、アイロンなども使用する場所にすぐ持ち運べます。

TIPS6

様々な部屋で使う掃除機などは、動線上に収納することで、出し入れが楽になります。階段下スペースも有効活用しましょう。

はなれ収納

季節モノや、サイズの大きいモノをしまう場合は、動線から外してもOK。大容量スペース「はなれ収納」にしまいましょう。広いからといって、モノを詰め過ぎず、動き回れる場所は残しておくと整理する時も簡単です。位置を自由に変えられる稼働棚を設けるとよりスムーズに出し入れができます。

TIPS7

小屋裏に収納するときは、室温が上がり過ぎないよう、断熱性の高い住宅を選びましょう。

TIPS8

小さな箱に分けて収納すると、重ね方を変えてしまえるだけでなく、移動させる時もラクになります。

TIPS9

寝室にウォークインクローゼットを隣接。夫婦一緒の大規模収納か、個人で分けるかどうかは、事前に計画しておきましょう。

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