【中庭のある家】快適さ、利便性、機能性…。そのメリットをご紹介

中庭のある家

新しい住まいに「中庭」を設けるのはいかがでしょう? 敷地に少しゆとりがあって1階の床面積が広く取れる場合、中庭を設けると暮らしにさまざまな豊かさがもたらされます。また、都市部の住宅密集地で敷地が狭い場合でも、あえて1坪程度の中庭を設けることで格段に心地よさが増します。では、その中庭の快適さ、利便性、機能性などのメリットと事例をいくつかご紹介したいと思います。


1.アウトドアリビングとして、自然を感じながら過ごす

アウトドアリビング
住友林業

テーブルや椅子を置いて、光や風と言った自然の恵みをいっぱい受けながら食事や読書を楽しむ。中庭を設けると、そんなアウトドアリビングの生活を手にすることができます。屋内のリビングとつながるように設計すれば、屋内にいるときもゆとりある開放感に包まれ、暮らしがより豊かになります。中庭に小さなシンクを設けておくと、BBQなどを楽しむ際にとても便利ですよ。


2.ライトコートがあれば、採光や通風、プライバシー確保に役立つ

ライトコート
トヨタホーム

ライトコートとは、採光のために建物内部に設けられる中庭のこと。これがあれば住宅密集地であっても、自然光をたっぷりと屋内に取り込むことができます。また、風通しもよくなり、爽やかな気分で暮らせます。

住宅密集地だと、どうしても隣家との距離が短くなり、眺望は望みにくく、窓の位置が重なるとプライバシーの問題も生じます。しかし、この1坪ほどのライトコートがあれば、プライバシーを確保しながら光も風も取り込め、中庭に観葉植物やシンボルツリーなどをあしらえば、心を癒す眺めとなるでしょう。


3.バスコートなど、プライバシーを確保すれば用途はさらに広がる

バスコート
ミサワホーム

バスコートとは、浴室に面した屋外の景色を楽しむ坪庭のこと。浴室から外を眺めたり、またはほてった身体を休める屋外空間として利用します。中庭のプライバシーをしっかりと確保すれば、周囲の視線を気にすることなく、バスコートや洗濯物干しスペースなど、開放的な暮らしが可能となります。ラフな格好で涼んだり、物干しでは下着類なども気にせず干すことができますよ。


4.坪庭として、庭を自分好みにアレンジして楽しむ

坪庭
セキスイハイム

ライトコートでも少し触れましたが。中庭を自分好みに仕立て上げ、眺めを愛でる暮らしが楽しめます。枯山水風にしてもよし。床の間に飾る花のように植物を植えるのもよし。照明を設置しておけば、風情ある夜の風景も味わうことができます。


5.2階に中庭を設けるという発想

2階の中庭
トヨタホーム

中庭は、何も1階だけのものではありません。設計の仕方によっては中庭を2階部分に設けることも可能。1階の中庭と違い、そこには浮遊感が生まれ、まさに非日常な空間となります。1階をガレージにして、そのうえに中庭を設ければ、敷地を有効活用することができます。


まとめ

中庭を設ける際は、目的を明確にしたうえで設計することをおススメします。それが理解できれば、位置はもちろん、床面の素材などをどうするべきかが見えてきます。
より自然を楽しみたい方や植物を植えたい方は土を、モダンな雰囲気に仕上げたい人やメンテナンス性を重視する人はタイルを、ナチュラルな雰囲気がお好みの方はウッドデッキ風に…。
中庭の用途だけでなく、屋内から見る景色も想像しながら、ぜひ中庭を検討してみてください。