新型コロナウイルスのまん延は、私たちの暮らしや仕事のスタイルにも大きな影響を与えています。テレワーク(リモートワーク、在宅勤務)が推進され、住まいの中、普段の暮らしの中にも、オンとオフが生まれるようになりました。今回は、テレワークを便利に、快適に行うための間取り・工夫ポイントを、ハウスメーカー各社の提案とともにお伝えしたいと思います。
目次
在宅ワークはもちろん、趣味など多彩に使える空間提案/ヘーベルハウス
在宅ワークは、日々の暮らしの中にオンとオフが生まれます。そのオンとオフを上手に切り替える間取り・設計をすれば、より毎日が充実するでしょう。
LDKと隣接したセミオープンの空間
家事をしたり、お子様と会話するなどの日常生活は、主にLDKで行われます。LDKに隣接した在宅ワーク空間があれば、空き時間に家事などがすぐにでき、とても便利。家族との会話もしやすく、様子も伺うことができます。
自分だけのスペースを確保
Web会議や資料の作成など、仕事に集中したいときは、やはり個室が便利です。仕事のみならず、自分だけのお気に入り空間に仕上げることで、気分も上々にオンとオフが充実します。
仕事の合間にひと息つけるベランダを隣接させる
在宅ワーク空間にベランダを隣接させるアイデアです。仕事にひと区切りがついたら、すぐにベランダに移動。外の空気を吸うことでリラックスできます。お好きなインテリアやグリーンを置けば、特別な空間になるでしょう。
ストレスなく仕事に集中したい人へのプラスα提案/ダイワハウス
せっかく自宅にワークスペースを設けるのだから、オフィス以上に集中でき、仕事の効率アップを促す空間に仕上げたい。そんな方におススメのプランです。
自分の声を漏らさない。周りの音を伝えない
二重窓や防音仕様の間仕切り壁・ドア・換気扇を採用することで、日常の生活音を図書館と同等の静けさ(※)まで減音することが可能に。自分の声を漏らさず、機密情報の漏洩を防ぐとともに、周りからの音も抑えます。
※テレビの音(dBA)が35dBA減音され、図書館と同等の静けさ(45dBA)になります。
※数値はシミュレーションしたものであり、室内における音環境を保証するものではありません。
高い吸音性により、Web会議の音もクリアに
高音と低音をバランスよく吸音する、ダイワハウス独自の音響アイテム「コーナーチューン」を採用することで、特に人の話し声の音域をしっかりと吸音。反響しすぎて不快になりがちなWeb会議の音声もクリアになります。
防音空間でも快適な高速通信を確保
防音空間は、どうしても通信環境が悪くなりがちです。そこでコンパクトな「コンセント埋込型Wi-Fiアクセスポイント」を用意。高速通信でつながるのはもちろん、Wi-Fi対応家電など、複数端末の同時利用が可能なので、防音空間でも快適に通信ができます。
セキュリティに配慮した鍵付きドア
テレワークの際に、重要な資料を扱う場合もあるでしょう。そんなときのため、セキュリティにはしっかりと配慮することをおススメします。鍵付きドアを設置していれば不在の時も安心ですし、家族の予期せぬ出入りも防ぐことができます。
※簡易シリンダー錠はオプション対応
作業のしやすい奥行きのあるデスクなど、身体の負担にも配慮する
一般的なオフィスと同等の奥行き60㎝デスクを設置可能な空間設計。デスクトップPCを置いてもゆとりがあります。ワークスペースの設計時には、身体の負担軽減もしっかり考慮することが大切です。
自由設計の利点を生かしたオーダーメイドのワークスペース設計/三井ホーム
完全個室の書斎はもちろん、主寝室併設の書斎コーナー、リビング・ダイニングに併設するカウンター、SOHOスペースなど…。こだわりやライフスタイルに合わせて柔軟に設計できるのが、自由設計のメリットです。
独立型(完全個室)
仕事に集中できる独立型のスペース。三井ホームは、そこにプラスαの提案をしています。単なる仕事場ではなく、自慢のインテリア等で設えた心地いい空間づくり。「TV会議の際にアクセントクロスを背景にしています。人に見せる機会ができてよかった」という声も聞かれます。
共用部併設型
2階の吹き抜け前にスタディーコーナーを設けるプランです。スタディーコーナーは、子どもたちの勉強スペースでもあり、ワークスペースとしても活躍してくれます。子どもたちと一緒に勉強や仕事を楽しむことができる提案です。
キッチン/ダイニング併設型
キッチン横にスペースを設けるプランです。仕事をしながら家事の手伝いもしつつ、コミュニケーションも図れます。夫婦の絆がより深まる間取り・設計です。
まとめ
これからの時代は、テレワークが当たり前になりそうです。いまはテレワークの必要が無いという方も、将来の仕事、暮らしの変化を見据えた間取りにしておくことは、とても重要だと思います。注文住宅だからこその柔軟な空間設計をぜひ、この機会に検討してみてください。