
今回ご紹介するのは、kobori研築工房(ヤマダホームズ)の『the ATRiUM(アトリウム)』モデルハウス。建物の中に入ると、3層吹き抜けのダイナミックなアトリウム※が出迎えてくれます。アトリウムには本物のベンジャミンが植えられていて、都心のモデルハウスでありながら森の中のような清涼感が漂います。※建物の内部に設けた中庭風の空間
目次
吹き抜けにシンボルツリー。家の中で木漏れ日や葉擦れの音を楽しめる
クローズドな印象の外観からは、屋内の開放的な雰囲気は想像できないかもしれません。 実は、この建物の中には小さな自然があります
案内してくれたのは、同社チーフアドバイザーの山田敬義さん。「この建物は、アトリウムを幹として、各部屋が枝葉のように広がるつくりになっています。アトリウムの周りを階段が取り囲み、スキップフロアで各部屋がつながる、3階建て8層構造です。アトリウムに面する壁はすべてガラス張りで、室内に日差しをたっぷり取り込めます」。季節によって、日差しの角度が変化するのがよくわかるそうです。
ガラス張りの壁が開放的な雰囲気を醸し出す一方で、スキップフロアで視線の高さが少しずつ変化し、 適度な距離感も保てます。立体図を見ると、吹き抜けを中心に光と風が行き来するつくりであることがわかります
「このモデルハウスは都市部の暮らしを想定しており、周囲からの視線や音を遮るため、外側には大きな開口部は設けていません。もとより街中では大きな窓があったとしても、十分な採光や通風、眺望は望めないことが多いですよね。そこで、吹き抜けのアトリウムをつくり、木を植えて光と風を取り込み、家の中に小さな自然をつくることにしたのです」。アトリウムの上部には開閉式のトップライトがあり、開けると建物の中に自然な風の流れが生まれます。木漏れ日や葉擦れの音を、家の中にいながらにして感じられるとは、なんとも贅沢。天井には散水用のシャワーも設置され、夏は気化熱の効果で涼を呼んでくれます。
「高度なテクノロジーで室内の環境を制御することも、もちろん可能です。でも、設備機器に任せっきりにはせずに、数値化できない心地良さを目指してみました」と山田さん。便利過ぎる生活は、時に感性を鈍らせてしまうことも。本物の自然を取り込む暮らしは手間がかかる面もありますが、五感を刺激し、子どもの情操教育にもよい影響があるはずです。「利便性を追求し、ややもすれば過保護になりがちな昨今の家とは、ベクトルが異なります。都会で、家の中の小さな自然と共に暮らすスタイルに魅力を感じる方には、ぜひ参考にしていただきたいモデルハウスです」。
畳の間から見るアトリウム。本物の木や石や土が、小さな自然をつくり出しています
1階にはビオトープの庭も。小さな流れがあり、耳を澄ますと水音が聞こえてきます
2階リビングの北西向きの窓は、高い袖壁に囲まれた中庭に面しており、ここからも緑を楽しめます
リビングからつながるデッキ部分は、通りからの視線や雨を気にせずに過ごせるオープンエア空間
「最近は、廊下を極力なくし、動線を短くするプランが人気です。もちろん、そのような間取りのメリットもありますが、このモデルハウスではあえて長めの廊下や回遊する動線をつくりました。そこには広がりや奥行き、心地良い距離感が生まれます。スキップフロアは段差が多くなりますが、視線に変化が生まれ、リズム感のある空間づくりができます」と山田さん。“一見無駄や不便に思える部分にこそ、面白さや発見があり、日常生活を楽しく豊かにする”という設計思想の元でつくられており、そこに面白さを感じる人には、とても参考になるはずです。
『ウェルネスエアー』を導入
また、興味深い提案として、主寝室のウォークインクローゼットに『ウェルネスエアー』を導入しているとのこと。『ウェルネスエアー』とは、高品質の木炭塗料を塗った天井や壁に微弱電圧を加え、室内をマイナス荷電粒子が優位な環境にするシステム。ニオイや化学物質を除去したり、ストレス軽減や疲労回復に効果があるほか、ナチュラルキラー細胞を活性化して免疫力向上の効果も期待できるそうです。
モデルハウス 間取り図
- 延床面積:321.91m²(97.38坪)
- 1階面積:126.62m²
- 2階面積:118.58m²
- 3階面積:76.71m²
1F
2F
3F
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